想定できるのは自分だけ

 

ものすごい台風だった!みんなのところは無事?大丈夫?

 

わたしが経験した中で、いちばんの威力、

というより相模湾から直接上陸した台風は初めて。

鎌倉は、ついさっきまで停電してたエリアがあったんです。

自衛隊の災害援助を受けることになろうとは。

こういうのを経験すると、過去の台風被害に遭われた地域のことがリアリティをもって感じられる。

(市長のFBから拝借)

 

坂ノ下は、というか、我が家は無事です。

せいぜい、山からの落ち葉の始末が大変だったぐらいです。

実家では、玄関にある梅の古木が折れました。

わたしが生まれた時にはすでに大きかったから、樹齢にしたら100年ぐらいなんじゃなかろうか。

しかし、あちこちの深刻な被害を考えれば、そんなの「無傷」と言える。

 

 

それにしても。

 

あれだけの大規模な自然災害があって、翌日に鉄道や交通がマトモに機能するはずがない。

鉄道や道路を整備するのも「人」であって、その人たちだって被災しているかもしれない。

 

JRは早々に、朝の運行はないと発表し、

あくまで「見通し」程度のインフォメーションを出したら駅に人が詰めかけて、

炎天下の中、延々待ち続けるとか、そのうち怒声飛び交うとか。

この国はいったい、どうなっているんだろう、人々の判断力というものが。

これもんのことが起きるたびに、ホトホト首をかしげてしまいます。

 

もう「史上最強レベル」の台風って、初めてじゃない。

首都圏の交通網は災害には脆弱なことも、みんな学んでる。

で、これから先も「史上最強レベル」のやつはジャンスカ来ると思う。

どんな想定をも軽く吹き飛ばすようなやつが。

 

で、その度に、人を責めるのか?

JRどうなってんだ、東電何やってんだ、自治体準備してないのか、政府なにもしないのか、マスコミ報道しないのか

とかとかとか。

やー、もうなんか、そういうのにも飽きませんか?

 

もうさ、誰もさ、想定なんてできないと思うよ。

 

想定できるのは、

「そんな時、自分ならどうするか」だけ。

 

 

会社から「自宅待機」って言われてないから出勤するしかない

(=どうして会社は休めって言ってくれないのか)

というのも、もう限界にきていると思います。

 

世の中には、「その現場」に絶対に行かなくてはいけないタイプの仕事があると思う。

こういう状況においては、公共の利益に関わることだったり、医療に関わることだったり、

ライフライン確保に関わることは絶対そう。

一方で、「今日、そこに行かなくてもいい」というような仕事もたくさんある。

こんなことを言ったらアレだけど、むしろ「しなくてもいい仕事」だってたくさんある。

で、そんなことのために、

大変な思いをして、疲弊して、「行く」を選択しても、

「行かない」を選択するのとあまり変わりがないようだったら、

行かないことで自分の身を安全に保って、

状況に応じた「優先度の高い仕事をしてる人」のために電車や道を譲るって方が

よっぽど「いい仕事」だと思う。

 

で、そういうのを認めず、「とりあえず出てこい」を要求するような会社にいても

あなたが期待するようなことは、あまりないんじゃないか?って思う。

 

この国って、兵隊さんが全員死ぬまで撤退せず、みたいな「戦法」をとった国です。

人がみんな死んでしまったら国は成り立たないんだけど、そんなことは考えない。

その時、各部隊の隊長さんへの「上からの命令」って、

そんなに理にかなったもの、つまり勝つためのものではなかった、

おまけに、その作戦の責任とかも、どこにあるんだか誰にあるんだか、わからないような国だってことを、

しかも、それで戦争負けたんだよってことを

みんなもう一度考えた方がいいと思う。

 

「とりあえず行く」というだけのために、

あなたの大切なエネルギーを消耗させてはいけません。

 

 

いまだ電気や水道なしを強いられているエリアの皆様の無事を祈ります。