むすび〜宇宙の時間

この世で起きることは、全て予定調和らしい。

人は生まれてくる時、すでに全てのシナリオがあって、それを忠実に実行しているに過ぎないという。

正しくは、それを忠実に実行できるような環境(つまり親)を選んで、その母の胎内めがけて、滑り台を降りるようにしてこの世にやってくるという。

だけど、この世に「発生」した瞬間、そのシナリオの記憶は消滅してしまうというルール。

だから起きること全てが新しく、驚きに感じるけれども、本当は、それは全て予定調和であるというゲーム。

 

わたしたちは人生の中で、いろんな物事に遭遇し、そのたび喜んだり、悲しんだり、傷ついたり、悔やんだり、嘆いたりする。

喜びや嬉しさというのは、実はそんなに後を引かない。

けれど悲しみや傷というものは、結構あとあとまで残る。辛い記憶は、日々の生活の中で、忘れていることも、何かの拍子にふと思い出されて嫌な気分になったり、あるいはそこに触れたくないがために、悲しみに蓋をして見ないようにしてみたり。

人とは、どうやらそういうものらしい。そのようにして生きている。

 

トリッキーなのは、そんな喜びも悲しも、だいたいは「他人」なくして味わえないという点。

人はもし、この世に一人しかいなければ、自分であることなんか考えない。「誰か」がいるから初めて自分というものを意識できる。

 

例えば大きな喜びをくれた人も、ずっと喜びだけの提供者であるわけがなく、時に期待はずれなことをされたり、ひどい場合には裏切られたと感じるようなことをすることもある。

逆にあの時自分を傷つけた人が、思わぬところで救いの言葉を投げかけてくれたとか。

それは極めて普通のこと。

状態は常に変わる。

 

大事なのは、そんな人との出会い、関わりも、すべて前もって仕組まれていた(というか自分が仕組んでいた)シナリオだっていう点。

家族となって共に暮らす人間や、会社で隣のデスクに座る人間、たまたま乗ったバスで席を譲った人間、パリ行きの飛行機に乗り合わせた人間、すべて濃淡だけの違いであって、出会うと決めてきた人たち。

だからこの世に偶然なんかはなく、全部予定調和。

あなたがその記憶を強制消去されているだけで。

映画『君の名は』のおばあちゃんのセリフに出てくる、

「縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり…

それがむすび。それが時間」

 

ふとそんなことを、表してみたくなって。

玉のひとつひとつは、人。すべてが繋がって、大きく関わったり、小さく関わったり。そして調和している。

これは平面だけれど、実際は立体で360度。ひとつの玉の手前にも奥にも、横にも、斜め上にも下にも、無数に連なっている。

時々こじれたように見えても、それも宇宙のことわりで、いつしか解けるようにできている。

現世で解けなければ、来世に持ち越してまた関わりあう。

だからもし仮に、辛いと感じることがあっても、それはそれで意味を持つことだから、無理に解こうとする必要はなくて、もがけばもがくほど、ややこしくなることもある。

ほんとは、何の心配もない。だって、どんな局面も、実際は自分が仕掛けたゲームなんだから。

 

このネックレスを身につけるとき、そんなことを思い出してくれたらいいなと思って。

 

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