不思議なご縁&ご縁&ご縁

大分県竹田市に「竹田キリシタン資料館」というものがあります。(FBページはこちら

ご縁あって、昨年その施設がオープンする際に、我が修道院のロザリオをいくつか納品させていただきました。

簡単には説明できないこのご縁。少し頑張って説明してみます。

 

 

北鎌倉にあるわたしの実家の菩提寺は、謂れがありまして、禁教時代にいわゆる「隠れキリシタン」といわれる人々を匿ったと。

それで、そのお寺の門は「クルス門」といって、十字架が隠されている。門の紋はこれ。

ま、その話は子供の頃から知っていました。豆知識程度に。教科書に出てくる史実程度に。

 

 

それが。

しかしこの門も紋も、そもそもこのお寺本来のものではない。これは中川クルスといって、その由来は大分の竹田というところにある。

では、どうしてそれが北鎌倉に存在するのか、それは・・・・という話を割と最近(数年前)になって教えてくれた歴史研究家の方がいるのです。

その頃、竹田市では当時の「キリシタン遺跡」というべきものの発掘や解明に力を入れていて、竹田と鎌倉という点と点をつなぐ線といいますか隠された歴史といいますか、そこに言及していると聞かされました。

 

俄然、おもしろい。

 

だけど、その頃のわたしはといえば、こんな風にアクセサリーを作って売る、などという活動は一切していなかったのです。想像すらしていなかった。

 

 

その後、そういう話とは一切関係がなく(笑)、ひょんなことから坂ノ下修道院を始めることになって、

さらにひょんなことから(というか、今わかったのですが、わたしの人生は全て「ひょんなこと」でできている)ロザリオを作るようになりました。

ロザリオを作るきっかけの大元は、ポルトガルでかわいいロザリオを買ったことです。

 

その試作をした時に、ぜひ欲しい、と言ってくださったのが、この竹田市の「キリシタン資料館」開設を推進した後藤さんという方でした。

 

それでいくつか納品させていただくことになったのです。

 

 

 

この竹田のキリシタンの話は、それはそれでものすごく濃厚でおもしろい。

それを紐解いていくと中川家という戦国武将の話になります。中川 清秀。オリジンは摂津、つまり現在の大阪府茨木市です。次男の秀成が竹田に行き、岡藩主となり、以降君臨します。

という前置きを知った上で、竹田のキリシタンの話を、興味があれば調べてみてください。歴史好きにはめっちゃ面白いから。

 

 

 

まーそんなわけでして、このGWに竹田を訪ねてみました。素晴らしく良いところ!

市内、武家屋敷跡に行くと、あ、この紋。

 

 

資料館を尋ねてびっくり!

やだ、わたしのだ。展示されてる!

 

嬉しいけど、同時に畏れ多い。

わたしごときが「ひょんなことから」作ったものが、こんな展示になっていていいのだろうか。。。。。いにしえの人たちは怒っていないだろうか。

でも、いいも悪いも、展示されている。嬉しい。

いにしえの人たちに叱られないよう、今後も精一杯やらせていただきます。。。

 

 

で、岡城址。

ちょっと普通の日本のお城と違う。なんかちょっと、根本的に違う気が。

というより、この感じ、わたし知ってる。

見たことある。行ったことある。

 

 

 

それはここ。

 

やだ、そっくり!この感じ。

 

 

 

それは、ポルトガル

ムーア人の城塞跡。シントラという町にある。

 

岡藩(中川家)が匿っていたのは、イエズス会。

イエズス会が来たのはポルトガル。

 

、、、、、ま、ちょっと、いろいろと推理したくもなります、あれやこれやの歴史の裏側。

過ぎ去った遠い過去に起きていたこと。

 

 

 

歴史。ちょっと引いた目で見てみれば、宗教という名の下に、まず宣教師が来て、その次に軍隊が来て、国の主権は奪われた。それがアジア周辺でも起きたこと。

一方で、弾圧の中で、信仰を守った人、匿った人、利用した人なんかがいる。

そして誰が善き人だったかとか、誰が悪いやつだったかとか、何が正しい歴史で何がそうでないとか。

そこには関心がありません。

いろんな人たちがいた。ただ、それだけ。

 

 

歴史にいろいろ経緯があったにせよ、今生きているわたしたちは、いずれせよ、単に「生き残った者たちの末裔」。

 

 

 

そして今や、こんな時代。

何の宗教組織にも属さないないわたしが、ひょんなことからロザリオを作っている。自分で言うのもなんだが、きちんと作っています。

そんな時代。新しい時代。

 

 

聖地はわたしたち自身の中にあり、それを大切に。

施設は要らず、毎日の生活を大切に過ごすことそのものが修道。

わたしは、そう考えています。

 

 

 

旅から戻ると、ロザリオの注文が入って来ました。

初めて男性のお客様で、それはそれは、すごく嬉しかった。

大阪府茨木市からでした。

あれ、この地名。やだ、中川 清秀からのメッセージなのかな、なんて考えたら、ちょっとじーんとしました。

 

 

ご縁て面白い。しみじみ不思議で、ありがたいものです。