みなさまお久しぶりです。
ただいまミラノにいて、明日の夜、発ちます。
長かったのか、短かったのか、あっという間に時は過ぎ。
フランスで訪れた各地のエピソードは帰国後ゆっくり書くとして
(メモとしては、なんと言ってもルルド、次にサンテミリオン、それからフランスという国の変化について、が最大のトピックスかと思われる)。
でね、そう、今回のイタリア滞在はけーーーっこうさんざんでした。
いや楽しいは楽しかったけど、体調が限りなく良くなくて。
パリからミラノに到着して、なんだか疲れたなーと感じて、そのまま2日間寝込みました。身体のあちこちが痛い、激しい頭痛、嘔吐、一切の機能を止めてしまった胃腸(フランスのストの真似か!)。。。。
ミラノでは友人が家をまるっと提供してくれ、そこで一切の不自由なくぬくぬくできたわけですが、身体はよく知っていて、しばらく胃腸を休めなさい、というシグナルだったのかと思います。
というのも旅の前から諸々のことで胃をやられていて、慌ただしく出てきたのですが、飛行機ってブロイラーみたく食事ばっかり与えられるし、パリに着いたら着いたで、言っても、、、、まあ、、、、食べますわね。
だからフランスでもシャキッとしない体調だったのを各地でだましだまし飲み食いしていた感はあり、胃腸の身になってみると、本当にいい加減にしてくれ!という感じだったと思います。
しかし本当に動けなくて、バスタブから出られない。この滞在をずっとバスタブで過ごすんじゃないかと思いました。
で、その後少し快復したので、トスカーナをぐるっとして、またミラノに戻りぐったりし。
今日の午後になってようやく本調子になってきた、というところ。
で、明日の夜は飛行機です。はあ、、、、、
いったいなんなのかという感じですが、しかしそれなりに満喫しましたよ。
今回の旅はわたしにとって「魂の里帰り」がテーマみたいなもの。
イタリアはそれなりにゆかりあるというか、馴染みある場所をちょっとだけ訪れました。
94年に半年ぐらい過ごしたフィレンツェ、そしてミラノには2001年ぐらいからいたのかなあ。2004年に東京に戻り、2006年に一度訪れたけど、それ以来12年ぶり。
フィレンツェにいたっては実に25年ぶり!!!!離れてから一度も行ったことがない。
これね、わたしの場合、「これでよし!」って具合に納得いくと、もうそれで「よし」な訳で、もうそれ以上はないんです。
自分が「よし!」を出すまでは、ものすごく多角的にグリグリ探求します。
でも「ああ、わかった」となると、「もうわかったからいい」となるわけです。それが「よし!」です。
この「よし!」前と「よし!」後では、わたしの関心は天と地ほど違います。
だからよく、またイタリアに住みたいかと聞かれて、わたしの答えが即座に「ノー」なことに結構驚かれるけど、「もうよく知ってるから(住むまでもない)」というのがわたしの頭なのです(笑)
何が起きるか簡単に想像できてしまうことって、あんまり面白くないんですよね。同じことの繰り返しにめっぽう弱い。
旅先での食事のメニューも、風変わりなものがあればどんな料理なのか必ず聞いてみますし。
で、あ、そうそう、イタリア。
というかミラノ。
離れて12年。
嘘のような話を披露しますよ。
ついた初日、迎えに来てくれた友達が、わたしが住んでた場所を見に行ってみよう!と連れてってくれたわけですが、
家の下にわりとしょーもない美容院がテナントとしてあって、それが健在だったのも謎(だってしょーもない美容室なんて同じ界隈に10件以上ある)だし、外に面した所に置いてあるディスプレイオブジェが、まっっっっっっっっっったく変わっていなかった!
もしかしてその陳列されているものも変わっていないのでは?と思えるほどで、「懐かしい」をはるかに通り越して、「いや、待て。もしや時間など経過していないのでは?」と。
リアル超時空間体験なのでは?と。
ましてやこちらはパリ帰り!
「パリから戻るとミラノはなんと田舎なことよ!」はもちろん以前も経験済みですが、今のフランスは社会インフラに思いっきりテクノロジーを導入していて、「わお!さすが!」と思える、現代を生きている感満載!な体験の後に、この美容室事件は衝撃だった!
もしかしてこの衝撃で寝込んだのかも。
ま、いいや。帰ったらおいおい書いて行きます。
写真は(忘れるところだった)
フィレンツェで見つけたシルバーのブレスレット。
これはおじさんアーティスト(写真撮ってくればよかった)によって、ひとつひとつ手で作られるもの。FIAT500とベスパ、それからコルノと呼ばれる魔除け、というイタリアを象徴するアイテムがチャームになってます。
というわけで、とりとめのない話に終わるの巻。
みなさん、健康がとにかく大事ですよ!
日本も猛暑だと思いますが、身体を冷やしすぎないようにね〜〜〜!!