いま見たら、
「修道院のパン」
といきなりキタのが5月28日。
なんとまあ、ちょう昔。
やっと、カタチになります。
今日は少し、その説明をします。
修道院ではむかし、統合された「ウェルネス」のための知識を追求していた
そのむかし、修道院ていうのは、
単にシスターたちがお祈りをするところなんかではなくて
いわば、当時の最先端の学問を研究する場所でもあったんだよね。
ちなみに日本でも、例えば空海とかは留学から持ち帰った「知識」は科学だったわけで、
インド由来の今でいうアーユルヴェーダだったり占星術だったり、人間の「心身健全」のための
あらゆる奥義を彼は追求したわけよね。
今の概念で「医療」と言ったら病院、「食事」と言ったら栄養学、あるいは料理人、みたく
全部専門分野と専門家に区分されているけれど
かつてはそういう知識は統合されていて、一握りの人がつかんでいた。
「学」が我々庶民クラスにまで落ちてくるのは比較的最近のことで、日本でも同じ。
「修道院のパン」というアイディアがなんで坂ノ下に降りてきたのか、意味はわからないんだけど、
そういうのは「指令」だから何かをつくって提供しなきゃいけない。
その時に思いついたのが「ヒルデガルト」でした。
ヒルデガルト。12世紀ドイツのスーパー修道女
中世のドイツで、ヒルデガルトというスーパー修道女がいて、最近この人のことはいろんな区分されたジャンルの視点から注目されているみたいなんだけど(アーユルヴェーダだったり、アロマだったり、食事療法だったり。あとまあいろんな預言があって、霊的な力もすごかったみたい。興味があったらぜひ検索してみて!映画も最近話題になってたなぁ)。
で、彼女の研究に基づいたレシピの再現という本があって、とても素敵な本です。
パンはプロのパン屋さんが焼きます
しかし、わたしはパンのことがわからない。
それで、本物のパン職人さんに相談して、
ヒルデガルトが推奨する「スペルト小麦」を使ったパン
をつくろうということになったのです。
(安心してね。わたしじゃなくてプロが作るんですから笑)
修道院のパン+トートバッグ
そこで、スペルト小麦のパン
からの、パン屋に行くときはトートバッグ持って行こうよ!という流れ。
そしてマリーアントワネットからの無言の圧力から
ようやく納得いく「循環」ができたので、
この二つをカップリングで販売することになりました。
今日、待ちに待ったトートが納品された!
やばい。
めちゃいい。
めっっちゃ、いいよ!
パンの詳細
販売するパンは2つのセット。
スペルト小麦のカンパーニュ
スペルト小麦(古代麦)は9千年以上前からヨーロッパで栽培されており、中世ドイツ、ベネディクト会系修道院長であり医学者でもあったヒルデガルトは「数ある麦の中でスペルト小麦は最高の麦である」と称賛し、おいしいだけでなく栄養面でも優れた小麦で、治療効果の高い野菜と位置付けていたそうです。
そんなスペルト小麦を贅沢に使い、天然酵母でゆっくり丁寧に時間をかけて作ります。
フリュイドルージュ
「自分の手から何か美しいものを純粋に生み出す」
坂ノ下修道院さんの美しいアクセサリーのように、美しいパンが焼きたい!そんな思いから、何度も試作を重ね、ピンク色のパンを完成させました。
洋酒とスパイスに漬けたドライフルーツをたっぷり入れて、「お菓子」のように食べられるパンです。
パンを焼くのは
Eri Pain
パン好きが高じて、フランスのアルザス地方の元修道院に滞在してフランスやドイツのパンを学ぶ。
帰国後、数店のパン屋に勤務後独立。鎌倉にてカフェ、パン教室を主宰しながら、国内、海外のパンや料理の研究を継続中。
まったく量産できないので、予約受付して販売(配送)にします。
これはわたしにきた「パン指令」。なので、みなさんぜひぜひぜひ、よろしくお願いします。
予約ページを作りますので、待っててね!
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