本当に優しい人は、
人に優しくしよう、なんてわざわざ言わないものだ。
そんなこと言わなくても勝手に優しくしているから。
きっと、そういうことを言う人は
望む人に優しくしてもらえなかったんじゃないか
優しくしてもらいたくて、優しくしようと言っているんじゃないか
・・・てなことを、なんとなく思った
この曲を聴いていて。
ちょっとせつない。
この曲が出た当時、この歌い出しは強烈だった。
甲本ヒロトさまは、「ちゃんとした人」なんだろうなあ、と思った。
歌詞が「お前」じゃなくて「あなた」と言っているから。
人にやさしく「しよう」じゃなくて
人にやさしく「してもらえないんだね」という彼は、
本当に優しい人だと思った。思ってる。
天才だよ。
人に優しくしたって、優しさを返されるとは限らない。
返ってくる優しさを期待して、人に優しくするなんていうのは、交換条件を求めているに過ぎない。
「わたしは優しくしたのに、してもらえない」
そんなことで心を痛めるなら、優しくしなければいい。
自分が優しくしたいから優しくするだけ(あとは知るか!)。
そう思えないのなら、「優しい人と言われたい願望」なんか脱ぎ捨ててしまった方がいいよ。
ヒロトさまはマイクロフォンの中から、
わたしは、モノを作って送る時に、心の中で
がんばれ!
って言ってます。
でも、そんなにがんばらなくていいんだよ。ほんとはね。
じゃ、またね〜!